大切な方が亡くなられた直後、気持ちが追いつかない中でも、やるべきことが次々と出てきますよね。
その中で「枕経(まくらぎょう)って何?」「いつ、どこで、どう頼むの?」と不安になる方はとても多いです。
この記事では、枕経の基本から、当日の流れ/依頼先/所要時間/場所/服装/準備するもの、そしてよくあるトラブル回避まで、落ち着いて対応できるようにまとめます。
枕経のお布施の相場・封筒・渡すタイミングは、こちらで詳しくまとめています。
枕経とは?
枕経とは、亡くなられた方の枕元(まくらもと)で、お坊さんに読経していただくことです。
亡くなられてすぐのタイミングで行うことが多く、故人の安らぎを願い、遺族が手を合わせる大切な儀式のひとつとされています。
※地域や宗派、菩提寺(代々のお寺)の考え方によって、実施のタイミングや呼び方が少し異なることもあります。
枕経で特に迷いやすいのが「お布施はいくら?」「封筒は?」「いつ渡す?」という点です。金額や渡し方を先に確認したい方は、こちらで詳しくまとめています。
▶ 枕経のお布施はいくら?相場・封筒・渡すタイミング: https://newstartstep.com/offering/
枕経はいつ行う?やらないケースもある?
多くは次のどちらかです。
- ご逝去後、できるだけ早いタイミング(搬送後、安置先や自宅で)
- 通夜・葬儀の前にまとめて読経(スケジュールや寺院都合で)
最近は、病院や施設からの搬送、安置施設の利用など事情が多様になっているため、
「枕経は必ずやるもの」と決めつけず、葬儀社・お寺と相談して無理のない形に整えるのが現実的です。
枕経の依頼先はどこ?(誰に頼む?)
迷いやすいポイントなので、パターン別に整理します。
1)菩提寺がある場合(代々のお寺)
基本は 菩提寺に連絡します。
枕経・通夜・葬儀まで一連でお願いする流れになることが多いです。
2)菩提寺がない/付き合いのあるお寺がない場合
次のどちらかで進める方が多いです。
- 葬儀社に相談して紹介してもらう
- 自分で寺院(僧侶)を手配する(地域の寺院、知人の紹介など)
「どこに頼めばいいか分からない…」というときは、まず葬儀社に
“枕経は必要か、依頼はどうするのが一般的か”を聞くと早いです。
枕経の所要時間はどれくらい?
目安としては 15〜30分程度 が多いです。
ただし、以下で変わります。
- 宗派やお寺の作法
- 読経の長さ
- その後の簡単な法話(お話)があるか
- 遺族の挨拶や段取り
「長引いたらどうしよう」と心配しすぎなくて大丈夫です。
基本はお坊さんが場を整えてくださるので、遺族は無理なく合わせればOKです。
枕経はどこで行う?(自宅・安置施設・病院・施設)
よくある場所は次の通りです。
自宅(自宅安置)
落ち着いて手を合わせやすい一方、スペース確保が必要なこともあります。
安置施設(葬儀社の安置室など)
最近増えている形です。施設側のルール(面会時間など)に合わせます。
病院・施設(その場で枕経)
状況により可能な場合もありますが、搬送や手続きの関係で難しいこともあります。
ここは葬儀社が段取りを把握していることが多いので、確認が確実です。
枕経当日の流れ(一般的な例)
地域や宗派で多少前後しますが、イメージとしてはこんな流れです。
- お坊さん到着(挨拶)
- 枕元(安置場所)へ案内
- 遺族が整列(座る場所は指示に従えばOK)
- 読経(枕経)
- 焼香(ある場合)
- お坊さんから簡単なお話(ある場合)
- お礼の挨拶・お布施等を渡す(タイミングはケースによる)
- お坊さんお見送り
※「焼香の作法が分からない…」という場合も大丈夫。周りの方の動きを見て合わせれば問題ありません。
服装はどうする?喪服は必要?
結論から言うと、枕経は急なことが多いので、喪服でなくても大丈夫です。
大切なのは「清潔感」と「落ち着いた色味」です。
服装の目安
- 黒・紺・グレーなどの地味な色
- 派手な柄や光沢は避ける
- 露出の多い服は避ける
- 室内なら靴下も落ち着いた色が安心
アクセサリー・メイク
- アクセサリーは基本控えめ(結婚指輪程度は問題になりにくい)
- ラメや派手な口紅などは避けると安心
「手元に喪服がない」「着替える時間がない」なら、無理に整えようとして疲れてしまうより、
できる範囲で落ち着いた服を選ぶだけで十分丁寧です。
枕経までに準備しておくと安心なもの
全部完璧に揃える必要はありません。可能な範囲でOKです。
- 数珠(あれば)
- ハンカチ(落ち着いた色)
- お布施(用意できれば)
- お車代・御膳料(必要なら)
- 小さなお盆(切手盆)※なければ袱紗やハンカチでも代用可
お布施の金額や封筒の書き方は迷いやすいので、別記事で詳しくまとめています。
(内部リンク例)
- 枕経のお布施はいくら?相場・封筒・渡すタイミング:
https://newstartstep.com/offering/
なお、お布施は「読経の対価」ではなく感謝の気持ちとして包むものとされ、相場や作法に地域差もあります。迷ったときは、相場目安・封筒の書き方・お札の向きまで整理したこちらも参考にしてください。
▶ 枕経のお布施のまとめ: https://newstartstep.com/offering/
トラブル回避:枕経でよくある「困った」を先回り
ここは、実際に多い“つまずき”をまとめます。
1)連絡が遅れてしまった/誰に連絡するか分からない
まずは 菩提寺があるかを確認し、あるならそこへ。
ない・分からない場合は 葬儀社へ相談が最短です。
2)家が狭い・片付いていない
この状況、実はとても多いです。
無理に完璧にしなくて大丈夫で、最低限だけ整えれば十分です。
- 枕元周りの動線だけ確保
- 目立つゴミだけまとめる
- 座る場所(畳や床)に座布団や椅子を用意(可能なら)
大切なのは見栄えより、故人に向き合える場を作ることです。
3)お布施をいつ渡すか迷う
よくあるのは次の2パターンです。
- 枕経の直後に渡す
- 通夜・葬儀でまとめて渡す(同じお坊さんが一連で担当の場合)
迷うときは「本日はありがとうございました。お布施はどのタイミングでお渡しするのがよろしいでしょうか」と
一言確認してしまってOKです。
「枕経の直後に渡す?」「通夜・葬儀でまとめる?」の判断に迷う場合は、ケース別に整理したこちらが役立ちます。
▶ 枕経のお布施:渡すタイミングの考え方: https://newstartstep.com/offering/
4)親族の意見が割れる(やる/やらない、金額など)
枕経やお布施は、地域差・家の慣習差が大きいので、割れやすいポイントです。
そんなときは「こうしなきゃ」より、喪主の判断を軸に寄せると整いやすいです。
- 喪主が決める
- 不安な部分は葬儀社・お寺に確認して“外部基準”に寄せる
この2つで、無用な摩擦をかなり減らせます。
よくあるQ&A
Q1. 枕経のとき、遺族は何人参加すべき?
決まりはありません。近親者が中心で大丈夫です。
遠方の方や仕事の都合がある場合は無理をしないことも大切です。
Q2. 子どもがいて静かにできるか不安…
大丈夫です。小さな子がいる家庭も多いです。
可能なら別室で見守る人を決める、短時間だけ同席するなど、無理のない形で。
Q3. 焼香の作法が分からない
周りの方に合わせれば問題ありません。
作法の違いがあっても、気持ちが一番大切です。
次に読む(関連ページ)
枕経の準備ができたら、次に迷いやすい「お布施」も一緒に確認しておくと安心です。
- 枕経のお布施はいくら?相場・封筒・渡すタイミング: https://newstartstep.com/offering/
まとめ:枕経は「落ち着いて手を合わせる時間」をつくるもの
枕経は、亡くなられた直後の慌ただしい時間の中で、
遺族が手を合わせ、気持ちを整える大切な節目にもなります。
- 依頼先は 菩提寺 → なければ葬儀社へ相談
- 所要時間は 15〜30分が目安
- 場所は 自宅・安置施設など状況に合わせてOK
- 服装は 喪服でなくても、落ち着いた色と清潔感で十分
- 困ったら 確認してOK(葬儀社・お寺は慣れています)
つらい時期に、全部を完璧にする必要はありません。
できる範囲で整えれば、十分に丁寧な供養になりますよ。


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