身近な方が亡くなられた直後は、気持ちが追いつかないまま「何から手をつければいいの?」と不安になりますよね。
葬式(お葬式)は地域や宗派で違いもありますが、大まかな流れとお金(費用)の全体像を先に知っておくと、落ち着いて判断しやすくなります。
この記事では、葬式の流れ(通夜・葬儀・火葬)を順番に、そして 費用・お金の準備(見積もりで気をつける点、補助制度)まで、やさしく整理します。
先に相談先を決めて、段取りと費用の全体像を整理したい方:

まず結論:葬式の流れは「逝去 → 安置 → 通夜 → 葬儀・告別式 → 火葬 → その後の法要」
葬儀費用を少しでも抑えたい場合、全国平均の半額以下で対応実績のある葬儀社への相談も選択肢のひとつです。
よりそうのお葬式細かい段取りは葬儀社が案内してくれることが多いので、遺族側としてはまずこの全体像を押さえるのが安心です。
- 逝去(死亡確認)〜搬送
- 安置(自宅 or 安置施設)
- 近親者への連絡・葬儀社の手配
- 枕経(行う場合)
- 葬儀内容の打ち合わせ(形式・費用・日程)
- 通夜
- 葬儀・告別式
- 火葬
- 初七日・精進落とし(最近は当日にまとめることも)
- 役所手続き・納骨など
ここで大事なのは、「全部を完璧にやろう」としないことです。亡くなられた直後は、どうしても判断力が落ちます。
そこでおすすめなのが、「当日〜翌日で決めること」と「後日でいいこと」を分ける考え方です。
- 当日〜翌日で決めること:搬送・安置先、葬儀社、火葬の予約に関わる日程
- 後日でいいこと:四十九日・納骨の細部、香典返しの詳細、会葬礼状の文面など
【葬式の流れ】亡くなった直後〜通夜までにやること
1)逝去〜搬送(最初の大きな一歩)
病院で亡くなられた場合は、死亡確認後に搬送の手配が必要になります。
葬儀社が決まっていれば連絡、決まっていなければ病院から紹介されることもあります。
このとき遺族が迷いやすいのが「どこへ搬送するか」です。候補はざっくり次の2つです。
- 自宅へ安置:家でお見送りしたい、家族が集まりやすい
- 安置施設へ安置:自宅が難しい(スペース・近隣配慮・宗教者対応など)、家族の負担を減らしたい
2)安置(自宅 or 安置施設)
自宅安置だけでなく、近年は安置施設を利用するケースも増えています。
どちらでも問題はありません。無理のない方を選んで大丈夫です。
安置を決めるとき、費用面で見落としやすいのが「安置日数」です。火葬場や式場が混み合っていると、想定より日程が伸びて、安置費用が増えることがあります。
3)近親者へ連絡(優先順位を決める)
最初は「全員に一斉連絡」よりも、次の順が現実的です。
- まず:同居家族・きょうだい等の近親者
- 次:菩提寺(ある場合)・葬儀社
- その後:親戚・勤務先・関係者
連絡の文面は、最初はシンプルで大丈夫です。特に家族葬を検討している場合、最初から詳細を詰めすぎると「参列する/しない」や「香典どうする?」のやり取りが増えて、遺族が疲れます。
まずは「亡くなったこと」「後日詳細」だけ伝えて、葬儀社との打ち合わせ後に必要な範囲へ案内する流れがラクです。
4)枕経(行う場合)
枕経は、亡くなられた直後に枕元でお坊さんが読経する儀式です。
「そもそも枕経って何?流れや服装は?」という方は、こちらで詳しくまとめています。
▶ 枕経(まくらぎょう)とは?流れ・依頼先・所要時間・場所・服装・トラブル回避: https://newstartstep.com/makuragyo/
菩提寺がある場合は、葬儀社と同時に菩提寺へ連絡するケースが多いです。宗派やお寺の都合で日程調整が必要になることもあるので、早めの相談が安心です。
5)葬儀社との打ち合わせ(ここで「形式」と「お金」が固まる)
打ち合わせでは、主に次を決めます。
- 葬儀の形式(一般葬/家族葬/一日葬/直葬など)
- 会場(自宅・斎場・寺院など)
- 日程(通夜・葬儀・火葬の順番と時間)
- 参列者の想定人数
- 祭壇・棺・お花などの内容
- 費用の概算と、追加料金の条件
この段階でおすすめしたいのが、「絶対に譲れないこと」だけ先に決めるやり方です。全部を細かく決めようとすると、判断疲れで後悔しやすくなります。
- 「家族だけで静かに送りたい」
- 「宗教儀礼は最低限でいい」
- 「費用の上限は○○万円」
この3つの軸があるだけで、プラン選びがかなりラクになります。
【通夜の流れ】何をする?当日の手順と所要時間
通夜は、故人と過ごす夜の儀式で、参列者が弔問に訪れる機会にもなります。一般的には次の流れです。
- 受付開始
- 着席
- 僧侶入場・読経
- 焼香(順番に)
- 喪主あいさつ
- 通夜振る舞い(省略されることも)
所要時間は、式自体はおおむね 1〜2時間程度が目安で、振る舞いを含めるともう少し長くなることもあります。
通夜で遺族がやること(最低限でOK)
通夜の日、遺族が不安になるのは「自分たちは何をすればいいの?」という点です。実際は、葬儀社が流れを作ってくれるので、遺族は次を押さえれば十分です。
- 受付をお願いする人を決める(親族2名など)
- 香典の管理方法を決める(誰が預かる/どこに保管する)
- 弔問対応は無理に頑張らない(短いお礼だけでOK)
特に香典は、後で集計が必要になるため「預かる担当」を決めておくと混乱しにくいです。
【葬儀・告別式〜火葬の流れ】当日の手順(よくある形)
- 受付
- 開式・読経
- 弔辞・弔電
- 焼香
- 喪主あいさつ
- 出棺
- 火葬場へ移動
- 火葬・収骨
- 精進落とし(省略や簡略化も増えています)
- 初七日法要(当日に繰り上げるケースも)
※一日葬・家族葬・直葬(火葬式)など、形式によって「通夜を省く」「式を簡略化する」など違いが出ます。
葬儀当日に慌てやすいポイント(事前に知るだけで落ち着く)
葬儀当日は、悲しみの中でも「時間が押す」「移動がある」「手続きがある」で、意外とバタつきます。よく慌てるのは次の3つです。
- 受付の混雑:受付担当を2名にして、香典・記帳の導線を分けるとスムーズ
- 出棺後の移動:火葬場の駐車場と集合場所を事前に確認(迷子が出やすい)
- 火葬場での手続き:書類(火葬許可証など)を誰が持つか決めておく
火葬後の「収骨(骨上げ)」も、初めてだと戸惑いやすいです。ただ、係員の案内通りに進めれば大丈夫なので、必要以上に身構えなくてOKです。
【費用】葬式にかかるお金の目安はどれくらい?
「平均いくらですか?」は一番気になるところですが、葬儀費用は形式・人数・地域でブレが大きいです。
体感としては、「基本料金」+「人数で増える費用」+「条件次第で追加になる費用」の3層で考えると分かりやすいです。
費用が増えやすいのは「人数」と「日程」
葬儀費用が増えやすいのは、次の2つの変数が動いたときです。
- 参列者が増える:飲食(通夜振る舞い・精進落とし)/返礼品の数が増える
- 日程が伸びる:安置日数が増え、保管費やドライアイス費が増える
葬式の費用内訳(何にお金がかかる?)
よくある内訳は次の通りです。ここを知っておくと、見積もりを見たときに「どこが変動しやすいか」が分かります。
| 費用項目 | 内容 | 増減しやすいポイント |
|---|---|---|
| 葬儀一式(基本) | 祭壇、棺、霊柩車、スタッフ、人件費など | プラン内容で差が大きい |
| 式場・火葬場費 | 式場使用料、火葬料、待合室など | 公営/民営、地域で差 |
| 飲食 | 通夜振る舞い、精進落とし | 人数で増減しやすい |
| 返礼品 | 会葬返礼品、香典返し | 人数・単価で増減 |
| 宗教者関連 | お布施、お車代、御膳料など | 宗派・地域・寺院で差 |
| 安置関連 | 安置施設、ドライアイス、保管費 | 日数が伸びると増える |
1)葬儀一式(祭壇・式場・人件費など)
プランの中心部分で、内容で差が出やすいところです。「祭壇のグレード」「棺」「お花」「オプション(司会・写真・演出)」などで増減します。
費用を抑えたい場合は、最初に「上限」を伝えた上で、削っても後悔しにくい部分から調整するのが現実的です。
- 花のボリューム(少し下げても印象は大きく変わらないことが多い)
- 会葬礼状の形式(簡易にする)
- オプション演出(必要性を再確認)
2)飲食・返礼品(人数で増減)
通夜振る舞い、精進落とし、香典返しなど。参列者が増えるほど変動します。
最近は家族葬でも「最小限の飲食」で済ませるケースが増えています。無理に“昔ながらの形”に合わせなくても、家族が疲れてしまうなら簡略化して大丈夫です。大切なのは体裁より、遺族の体力と気持ちの余裕です。
3)お布施(宗教者へのお礼)
お布施・お車代・御膳料など。宗派や地域で差があります。
枕経のお布施(相場・封筒・いつ渡す・お札の向き)を確認したい場合は、こちらが役立ちます。
▶ 枕経のお布施はいくら?相場・封筒・渡すタイミング: https://newstartstep.com/offering/
お布施は「値段が決まっていない」ことが多く、遺族が一番悩むところでもあります。迷う場合は、葬儀社に「この地域・この寺院だと一般的にいくらくらいが多いですか?」と相場感だけ聞くと、現実的な落とし所が見えます。
【お金の準備】支払いタイミング・見積もりでトラブルを避けるコツ
支払いはいつ?(よくあるパターン)
葬儀社の支払いは、一般に「葬儀後、数日〜1週間程度」など短期間のことが多いです(会社によって異なります)。
そのため、手元資金の準備と、何が追加料金になるかを事前に押さえるのが大切です。
また、葬儀費用は「葬儀社への支払い」だけではありません。火葬場や式場の使用料が別精算の地域もあります。見積もりを見るときは、「どこに、いつ、いくら払うのか」を分解して確認すると安心です。
見積もりで必ず確認したい5つ
「後から増えた…」を防ぐために、ここだけはチェックしておくと安心です。
- 見積もりに 含まれるもの/含まれないもの
- 追加料金が出る条件(人数増、延長、搬送距離、安置日数など)
- 式場・火葬場の 使用料が別か
- 飲食・返礼品は「概算」か「確定」か(人数の基準は何名か)
- 変更した場合のキャンセル規定(いつからいくらかかるか)
確認するときは、遠慮なく「追加になりやすい項目を先に教えてください」と聞いてOKです。葬儀社側も、ここが曖昧だとトラブルになりやすいことを分かっています。
「いま現金が足りない」場合の考え方
亡くなられた直後に大きな出費が重なると、手元資金が苦しくなることがあります。そんなときは、まず次を整理すると落ち着きます。
- 支払い期限(いつまでに必要か)
- 支払い方法(振込・カード可否・分割相談の可否)
- 香典が入る見込み(香典返しの費用も見込む)
そして、費用の見直しは「大枠(形式・人数)」から手をつけるのが効きます。細かいオプションを削るより、通夜を省く(一日葬)、参列者を絞る(家族葬)など、構造を変える方が差が出やすいです。
公的な補助で受け取れるお金(葬祭費・埋葬料など)
葬儀は出費が重なるので、使える制度は遠慮なく確認したいところです。ここは制度名だけでも知っておくと、「申請し忘れ」が減ります。
1)国民健康保険・後期高齢者医療の「葬祭費」
自治体に申請して受け取れる制度で、支給額は自治体により差があります(数万円台が多いイメージです)。申請期限があることもあるので、葬儀後に早めに確認すると安心です。
2)協会けんぽ等の健康保険「埋葬料(埋葬費)」
会社の健康保険(協会けんぽ等)に加入している場合、埋葬料(埋葬費)が出る制度があります。申請先・必要書類は加入制度で変わるため、亡くなられた方の保険種別に合わせて確認してください。
※このあたりは「制度があるのは知ってたけど、忙しくて後回しにして忘れた」が起きやすいです。葬儀が終わったら、スマホのメモに「葬祭費/埋葬料 申請」と1行だけ残しておくだけでも、抜けが減ります。
「葬式の形式」で流れと費用はどう変わる?(一般葬・家族葬・一日葬・直葬)
葬式は大きく4タイプに分けて考えると、全体像がつかみやすいです。形式を決めるだけで、流れと費用のブレ幅がかなり変わります。
| 形式 | 流れ | 向いているケース |
|---|---|---|
| 一般葬 | 通夜あり/葬儀あり/参列者多め | 交友関係が広い、会社関係が多い |
| 家族葬 | 通夜あり/葬儀あり/参列者を絞る | 親族中心で静かに送りたい |
| 一日葬 | 通夜なし/葬儀〜火葬を1日で | 体力・日程の負担を減らしたい |
| 直葬(火葬式) | 通夜なし/葬儀なし/火葬中心 | 費用と段取りを最小限にしたい |
「どれが正解」というより、故人と家族が何を優先したいかで決まります。迷ったら、(1)参列者をどこまで呼ぶかと(2)通夜をするかの2点から考えると整理しやすいです。
直葬(火葬式)については、別記事で定義や費用、メリット・デメリットも詳しくまとめています。
直葬・火葬式とは?費用相場とデメリット
よくあるQ&A(葬式の流れ・通夜・費用・お金)
Q1. 通夜と葬儀、どちらにお金がかかる?
葬儀一式(式場・祭壇等)に加え、通夜振る舞い・返礼品など「人数連動の費用」が重なると増えやすいです。
人数が多いほど飲食・返礼品が増減します。
Q2. できるだけ費用を抑えるには?
「何を大切にしたいか」を決めるのが近道です。
- 参列者を絞る(家族葬)
- 通夜を省く(一日葬)
- 返礼品の単価・数を調整
- 安置日数が伸びないよう、日程の見通しを確認する
まずは見積もりで「変動費(人数と日程で増えるところ)」を把握すると安心です。固定費より、変動費の方が後から増えやすいからです。
Q3. 香典についても不安があります
香典は参列者側の悩みも多いですよね。
職場の関係で「香典を渡さないのは失礼?」など迷う場合は、こちらも参考になります。
▶ 会社の人の親が亡くなった 香典 渡さない: https://newstartstep.com/colleague-parent/
Q4. 喪主は何をすればいい?全部やらないとダメ?
喪主は「代表者」であって、全部を抱え込む役ではありません。実務は葬儀社が段取りしてくれることが多いので、喪主は次の3点を押さえれば十分です。
- 葬儀社との窓口(意思決定)
- 親族への方針共有(参列範囲・香典の扱いなど)
- 式でのあいさつ(短くでOK、定型で大丈夫)
「全部ちゃんとやらないと」と思うほど、精神的に追い込まれます。できるところを、できる人が分担するのが現実的で、結果的に落ち着いて進みます。
まとめ:葬式の流れとお金は「全体像+見積もり確認」で落ち着けます
葬式の流れは、細かい違いはあっても大枠は共通しています。
- 流れ:逝去 → 安置 → 通夜 → 葬儀・告別式 → 火葬 → その後
- 費用:基本+人数で増える費用+条件次第の追加費用で考えると把握しやすい
- お金の注意点:追加条件(安置日数・搬送距離・人数増)を見積もり段階で確認
- 受け取れるお金:葬祭費・埋葬料など、制度確認で負担が少し軽くなる
つらい中で全部を完璧に進めるのは難しいです。
「全体像を押さえる」「分からないところは葬儀社に確認する」だけでも、十分に丁寧な対応になります。
先に相談先を決めて、段取りと費用の全体像を整理したい方:
参考リンク(外部)
- いい葬儀(葬祭費の解説ページ):https://www.e-sogi.com/guide/57008/
急な葬儀にも安心して相談できる葬儀社を事前に知っておくと、いざというときに慌てずに済みます。
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