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特殊清掃が必要なケース|遺品整理との違い・流れ・費用の考え方と注意点

特殊清掃が必要なケースとは

遺品整理を考えているときに、「これは普通の片付けで済むのかな…」「特殊清掃って言われたけど、何が違うの?」と不安になる方は少なくありません。

結論から言うと、遺品整理=片付け(仕分け・搬出・処分)が中心、特殊清掃=汚れ・体液・強い臭い・害虫など“通常の清掃では対応しにくい状態”を原状回復する作業が中心です。

このページでは、特殊清掃が必要になるケース、作業の流れ、費用が変わるポイント、業者選びの注意点をやさしく整理します。


目次

遺品整理と特殊清掃の違い

特殊清掃が必要なケース|遺品整理との違い・流れ・費用の考え方と注意点

遺品整理で行うこと(主に「片付け」)

  • 遺品の仕分け(残す・保留・処分など)
  • 貴重品・書類の探索
  • 搬出・処分、簡易清掃(対応範囲は業者により異なります)
  • 必要に応じて買取、供養の手配

遺品整理の全体像は、こちらでまとめています。

遺品整理の進め方ガイド|いつから・費用・業者・捨ててはいけないものまで

特殊清掃で行うこと(主に「原状回復」)

  • 体液・汚れの除去、除菌・消毒
  • 強い臭いの原因除去と消臭(複数工程になることもあります)
  • 害虫対応(状況により)
  • 汚染した建材(床材・壁紙など)の撤去や交換(必要な場合)

つまり、遺品整理と特殊清掃は「目的が違う」と考えると分かりやすいです。遺品整理は「片付け」、特殊清掃は「戻せる状態に整える(衛生・臭い・汚れ)」が中心になります。


特殊清掃が必要になりやすいケース

次のような状況では、特殊清掃が必要になることがあります(すべてが当てはまるわけではありません)。

  • 発見まで時間が空いた(室内に強い臭いがある、床や寝具に汚れが広がっているなど)
  • 体液が床・畳・家具に付着している
  • 害虫が発生している(ハエ、ウジなど)
  • 部屋全体に臭いが染みついている
  • ペット多頭や長期放置で衛生状態が悪化している
  • 孤独死・事故・自死などで、衛生対応が必要と判断された

賃貸の退去期限がある場合は、段取りが変わりやすいので、こちらも合わせて参考になります。

賃貸退去・空き家の遺品整理|期限があるときの段取りとトラブル回避


特殊清掃が必要か迷ったときのセルフチェック

現場の状況が分からないときは、次のチェックが目安になります。

  • ドアを開けた瞬間に強い臭いがする
  • 床・畳・寝具にシミや汚れがある
  • 窓を開けても臭いが抜けない
  • 害虫が見える/飛んでいる
  • 清掃しても衛生面が不安(触れたくない、体調が悪くなる)

当てはまる場合は、無理に自分で片付けようとせず、まずは特殊清掃に対応できる窓口へ相談するのが安全です。


最初に注意したいこと(安全・手続き面)

特殊清掃が関係しそうなときは、気持ちが焦って「とにかく掃除しなきゃ」と動いてしまいがちです。でも、次の点だけは先に押さえておくと安心です。

  • 無理に触らない(汚れ・臭いの原因に触れるほど負担が増えます)
  • 証拠保全が必要な場面もあるため、指示があるまでは動かさない方がよいことがあります
  • 賃貸は管理会社・大家さんへ連絡し、立ち入りや工事の手順を確認する
  • 貴重品探索は、状況によっては専門業者と相談しながら進める

「まず何を確保すればいい?」という方は、捨ててはいけない物のチェックも先に見ておくと安心です。

遺品整理で捨ててはいけないもの|書類・貴重品チェック


特殊清掃の流れ(一般的なイメージ)

会社や現場で多少違いますが、だいたい次のような流れで進みます。

1)現地確認・ヒアリング

  • 汚れの範囲、臭いの強さ、害虫の有無を確認
  • 作業範囲(どこまで清掃・撤去するか)を決める

2)見積もり(内訳と追加条件の確認)

  • 作業内容の内訳
  • 撤去が必要になった場合の追加条件
  • 消臭が複数回必要な場合の扱い

見積もりの確認ポイントは、遺品整理と共通する部分も多いです。

遺品整理の見積もりで損しない|追加料金を防ぐ確認ポイントと質問テンプレ

3)除菌・汚れ除去・撤去(必要に応じて)

  • 汚れや体液の除去、除菌・消毒
  • 床材・畳・壁紙などの撤去(必要な場合)

4)消臭(原因除去+仕上げ)

  • 臭いの原因を取り除いた上で消臭作業
  • 状況により複数工程になる場合があります

5)遺品整理(仕分け・搬出)へ接続

状態が落ち着いてから遺品整理に入る、または並行して進めるケースもあります。

遺品整理を自分でやる方法|仕分け手順と時短のコツ(無理しない進め方)


費用は何で変わる?(相場より「増える条件」)

特殊清掃は、一般的な片付けより費用が上がりやすい傾向があります。とはいえ「一律いくら」と決めにくく、次の要素で大きく変わります。

  • 汚れの範囲(局所か、部屋全体か)
  • 撤去が必要か(床材・畳・壁紙など)
  • 消臭工程の回数(臭いの残り方)
  • 害虫の有無
  • 搬出条件(階段・動線)

「費用の考え方(内訳)」を知っておくと、見積もりが理解しやすくなります。

遺品整理の費用相場と内訳|いくらかかる?何が増える?をやさしく解説


特殊清掃業者の選び方(後悔を減らすチェック)

特殊清掃は、技術と説明の丁寧さで安心感が大きく変わります。最低限、次のポイントは確認しておくと失敗が減ります。

  • 作業範囲が文章で明確(どこまでやるか/どこから追加か)
  • 見積もりの内訳がある(「一式」だけで終わらない)
  • 追加条件が書かれている(撤去・消臭の追加など)
  • 写真報告など、説明が丁寧(遠方でも安心)
  • 廃棄物の扱い(処分の方法)が明確

遺品整理の業者選びでも、同じ視点が役立ちます。

遺品整理業者の選び方|失敗しないチェックリストと見積もりの確認ポイント

契約トラブルを避けたい方は、こちらも合わせてどうぞ。

遺品整理トラブル事例と回避策|契約・追加請求・勝手な処分を防ぐ


遠方・立ち会いなしで進めたい場合

特殊清掃が必要な状況は、心理的にも負担が大きく、現地に何度も通えない方も多いです。立ち会いなしで進める場合は、写真報告のルール探し物リストが重要になります。

立ち会いなし・遠方で遺品整理を頼む|写真報告・鍵の受け渡し・指示のコツ


供養が必要な遺品があるとき

特殊清掃が必要なケースでは、気持ちの整理が追いつかないまま作業が進むこともあります。写真・人形・仏具など、捨てにくいものは「供養箱」に分けて、落ち着いてから進めても大丈夫です。

遺品の供養・お焚き上げ|写真・人形・仏具・神棚はどうする?


よくあるQ&A

Q. 特殊清掃のあとに遺品整理はできますか?

できます。状態によっては「特殊清掃→遺品整理」の順が安全で、作業もしやすくなります。並行して進める場合もあるので、現地確認時に相談すると安心です。

Q. 臭いが残るのが心配です

臭いは「原因が残っている」と再発しやすいので、原因除去と消臭の工程が分かれているかを確認すると安心です。見積もり時に、作業工程と追加条件を聞いておきましょう。

Q. 退去期限が迫っていて焦っています

期限がある場合は、逆算して「貴重品確保→大物搬出→清掃・原状回復」を優先すると進みやすいです。

賃貸退去・空き家の遺品整理|期限があるときの段取りとトラブル回避


まとめ|特殊清掃は「片付け」より前に必要になることがある

  • 遺品整理は片付け、特殊清掃は衛生・臭い・汚れの原状回復が中心
  • 臭い・汚れ・害虫があるときは無理に触らず、まず相談が安全
  • 見積もりは内訳と追加条件を確認し、書面で残す
  • 遠方なら写真報告と探し物リストを整えると安心

つらい状況ほど、全部を一気に終わらせなくて大丈夫です。安全と気持ちの負担を優先しながら、できる順番で進めていきましょう。


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この記事を書いた人

はじめまして。当サイトの運営者です。

私は父親を亡くした経験があります。
それは深夜2時のことでした。

突然の出来事に動揺する中、病院から
「1時間以内に葬儀社を決めて、遺体の搬送を行ってください」
と告げられました。

知識も心の余裕もないまま、
言われるがままに葬儀社を手配し、
何が正解なのか分からないまま進めるしかありませんでした。

その後も、会社への連絡はどうすればいいのか
どこに、何を、いつまでに届け出るのか
遺品整理や手続きは何から始めればいいのか
分からないことだらけで、心身ともに本当に大変な思いをしました。
この経験を通じて強く感じたのは、
「葬儀や遺品整理は、事前に少しでも知っているかどうかで、負担が大きく変わる」
ということです。

同じように突然の別れに直面し、
不安や戸惑いの中にいる方が、
少しでも落ち着いて判断できるように。

そして、「あのとき、これを知っていればよかった」
と後悔する人を減らしたい。

そんな思いから、このサイトでは 葬儀・香典・遺品整理・手続きに関する情報を、実体験を交えながら分かりやすく発信しています。

少しでもあなたの不安が軽くなり、
次の一歩を踏み出す助けになれば幸いです。

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